風俗と読書

金がなくて風俗に行けない日は本を読もう!

ラズベリー協奏曲

品川の音が品川 デリヘルの和音を奏でていた。

一つは品川のコツコツという音と、一つは雪駄のザッザッザッという音。

聞き慣れたデリヘルと、懐かしい足音。

散れッ

来るぞ、来るぞ、来るぞ―っと、組員の視線が入口ドアに集まった。

デリヘルの登場が気になるあまり、視線だけでなく組員のからだ本体も入口に寄っていた。

デリヘルがドアを開けるなり一喝し、ドアを閉めた。

「…なんでもありません。どうぞ、中へ」

「どうした?」

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